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「頑張ってるのに、自信がもてない」そう感じたことはありませんか?【第2話:こころのメモ②】

『昔の自分はどこに行ったんだろう』と思いますか?

「しぼんだ風船みたいに、ズルズル動いてる感覚があるんです」

真里奈のこの表現を聞いたとき、私は息を呑みました。
彼女の言葉の中に、多くの人が感じている痛みの本質が込められていたからです。

なぜ?頑張るほどに抜けていく「自信」という空気

真里奈の自信は、少しずつ、気づかないうちに抜けていました。

真里奈の仕事を「手伝う」夫からの批判。
「なぜできないんだ」
「もっと集中しろ」
「矛盾している」

家に帰ると自分の至らないところばかり指摘され、夫が手伝えば手伝うほど、自分の未熟さや弱点が強調される。

でも、真里奈は気づいていませんでした。
なぜ、満たされず、自信をもてないのか。
なぜ、自分の風船に穴が開いているのかを。

私は、彼女の比喩の美しさと悲しさに震え上がるとともに、真里奈の心の奥からのメッセージに、希望を感じました。 

「しぼんだ風船」… なんと的確に、真里奈の心のありようを表現しているのだろう…。

「しぼんだ風船」が教えてくれること

風船は、真里奈自身。
風船は、本来なら空高く舞い上がるもの。

でも今は空気が抜けている。今は、地面を引きずることしかできない。

それでも、完全には破れていない。
まだ、風船の形は保っている。
真里奈の心は知っている。
風船は、再び、飛び立てることを。

あなたの風船を再び空に舞い上がらせるために

あなたの風船は、今どんな状態ですか?

まだ空に舞い上がる力を感じますか?
それとも、地面を引きずっている感覚がありますか?

でも思い出してください。

空気が抜けても、風船はそこにある。
少しずつでも、空気を入れ直していけば、
また、空に舞い上がることができるのです。

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